今のこの状況のひとつの恩恵である「ゆっくり考える時間」

私はタロットや心理学について勉強しているうちに、自分の問題にぶち当たりました。

「自分はいったい何者なのか」「何に喜び、何に怒りを感じるのか」そして、「何時からひとりが好き」なのか・・・

もう既に５０歳を過ぎてますが、これまで一度も自分の感情や気持ちに向き合う事をしてこなかったように思います。

それどころか、その時々の感情や感覚についても、今となっては何か他人事のように感じています。

心理セッションを受け、心理学の本を読み何とか理解しようとしたところ、私には感情・感覚を感じる事をやめ、思考で物事を落とし込む癖があることがわかりました。

約５０年もの間、置き去りにされていた感情・感覚を感じる旅をしようと思います。

もともと記憶が薄いというか、ある人曰く、「記憶を薄くしておく選択をしている」みたいで上手く思い出せるかわかりませんが、出来事・その時の感情や感覚を言語化する事で、自分自身を見つめて受け入れ、感じきる。

題して「Love myself作戦」として過去に遡っていろいろ思い出しながら改めてその時の感情と本当の感情を感じてみようと思います。

BTSという存在　（2021年）

今現在、いちばん心が揺さぶられるきっかけとなった出来事はＢＴＳ（防弾少年団）との出会い。

デビューした頃から存在は知っていましたが、その頃は韓流にもＫ－ＰＯＰにも興味は無かったのでスルーしてました。

ここ２・３年韓流ドラマにハマってから本格的に韓流や韓国語に興味を持つようになり、その流れで視聴していたyoutuberの方のコンテンツ内で初めて「ＢＴＳ」というものをはっきり認識する事になりました。

”Ｄｙｎａｍｉｔｅ”の心地いいメロディに懐かしささえ感じるようで、すぐに他の曲も聴いてみたい！と思い、いろいろ聞いた中で出会った”The Truth Untold”

こちらは「あみに」さんの動画からお借りしました。

日本語訳を読んでいたら何故か涙腺崩壊・・・

曲調も好きなタイプだったんですが、この曲であまり感じていなかった自己肯定感の低さを思い知らされたような気分になりました。

この曲はハマるきっかけの一つに過ぎませんが、本当は彼らの等身大の悩みなんでしょうけれど上手くシンクロする歌詞が多いんですよね。

そしてBTSのアルバム「Map of the soul」のコンセプトとなっている本を購入しました。

マレイ・スタイン　著／入江　良平　訳「JUNG’S MAP OF THE SOUL」ユング　心の地図

ちょうど、ユングの本を読んでいたんですが、小難しいので途中で読むのをやめている状態だったんです。

興味をそそるきっかけなので、今度こそは読めるんじゃないかと意気込んでおります(#^^#)

もうひとつの本当の顔

2021年に入り、私はちょうど「自分自身」と向き合う決心をして、いろいろ思い返す日々を送ってました。

いつからか覚えていませんが、私は楽天的で「なるようになる」「なるようにしかならん」なんていうスタンスで、あまり物事を深く考える事をしないでやり過ごすようになっていたなぁと思いました。

これはこれで良いところでもあるとは思いますが、全てがこれでは地に足の付いた人生には縁遠いなぁなんて考えたりして。

そして、「ひとりが楽だし、苦にならない」と思っています。これは本心で言っている！

つもりでした・・・

今心理グループセッションに参加しているんですが、そこで私は長年思っていた生きづらさの原因を自分なりにお話しました。

「母との確執で高校卒業と同時に独立しましたが、ずっと自分ひとりで目の前に居ない母と戦っていたように思います。」

「物理的距離は離れているけど、常に妄想の中の母の監視下で自分を律して文句を言われないようにいろんな事を選択してきたように思います。」

「すべては母の居る家に戻りたくないというだけの基準でしてきた選択」

あらゆる理屈で無理やり納得して、母との折り合いを付け、怒りを封印した私。

それでもなにかスッキリしない気持ち。

「本当に困っているのはそこではないでしょ。」

と言われた時に、今までの人生の全ての責任を母親に持っていく思い癖を指摘されたような気持ちになり動揺しました。

本当に困っているのは・・・

「人が信用できないんです。」

「人との深い付き合いを避けているような気がします。」

本当はどうしたい？どう生きたいの？

「わかりません・・・」

本当はわかってるんです。

もうひとりの私は、「人と笑ったり泣いたり励ましたりし合えるような付き合いがしたい」って言っています。

「人とそういう付き合いをする事を決めたのは貴方。今まで近づいてくると、ここまで！って線を引いてきたんじゃないですか？相手は変われどその度に仲良くなりたかった相手は傷付いたかもしれませんね。

でもそのまま一生を終える人も沢山います。それでもいい。」

人と近づいたら「離れていく」「裏切られる」「傷つけられる」「生きていけない」と思っているけど、今の私は大人になってそんな事には対処できるし、そんな事にはならない事もわかっているはずだから、いつかの私にそれを言い聞かせなきゃいけないというアドバイスを頂きました。

頭では解ってるんだけど・・・

これが最大の私のダメなところ。すぐ思考に持ってっちゃう。

そして、そんな事思ってない事にしてしまう。

だからかな？ＢＴＳの動画を見てると羨ましくて、切なくて泣けてくるものが多いんです。

まったく性質や性格の違う人間が同じ目標に向かって、様々な葛藤や苦しみを重ねた先に時間をかけてお互いを思いやる気持ちやチームワークを育む姿に心打たれます。

彼らを知れば知るほど、感情移入しちゃって、心がザワザワするんですよね。

親心みたいなものもあるのかもしれませんが(笑)

私にとっては、良い意味でガンガン心にアプローチさせてくれる手段になっているような気がします。

自分自身を知る手がかり

自分の事ってなかなかわからないですよね。

仲の良い友達やいつもそばにいる人に自分の長所・短所を聞いてみるのもいいですよね。

短所を知る事ももちろんですが、それでもそばに居てくれる人がいるという「愛」や「信頼」を実感する事ができますよね。

でも傷付かないかと、本音で短所を言ってくれる人っていうのも少ないかもしれません。

そんな時に自分を知るためのひとつの方法として私のおススメは、昔から何故か心に響くフレーズや無意識に泣ける映画に自分の欲しくてたまらないもののヒントが隠されているような気がします。

私の場合は今回のみならず、いつも一つの目的のためにひとりひとりの力は小さいけども、力を合わせて何かを成し遂げたり、心から好きだと思える道を、実力や努力をわかってくれる周囲の人の愛に支えられて成功するといったものに心が激しく揺さぶられます。

こういった事から掘り下げてみると「なりたい自分」や「こういう人生を送りたい」が見えてくるかもしれません。

なりたい自分や送りたい人生が決まったら、それを実現するためにはどうすればいいのかを考える事ができますね。

あとは行動を起こすのみ！

まとめ

今回は現在の心境や今年出会ったものを通しての感情・感覚の気付きについて書きました。

これが本当に心底からの望みなのかはわかりませんが、掘り下げる意味はあるのではないかと感じています。

悩みを解決したいと思っているのに、無意識というやつはそこに触れさせないために違う上辺だけの悩みを見せる。

その奥に本当に解決したい問題があるのに。

まずはこういう事が起こるという事を知る事が大事ですね。

私の課題は、感情感覚をちゃんと感じていいとＯＫを出す事と、どんな自分も丸ごと認める事。

人の事は細かい事でも気づいて世話を焼くのに、自分の事は放置って・・・

自分よ、もっと怒っていいんだよ！もっと大事にしてよって❤

ひとりでいても泣く事を我慢してしまう私ですが、思う存分感情を感じきるように意識しています。「あ、泣きそう」と思ったら思いっきり泣く。面白かったら笑い声を出して笑う。そんな事の繰り返しで、自分にＯＫを出していけるようになればいいなぁと思います。

何事もトレーニングです。５０年かけて身についた癖を克服するには時間がかかるかもしれませんが、人間らしく笑ったり泣いたり、無邪気に楽しんだり、時には怒りを感じたりしたいと思います。

そして、人との関りを少しずつ深めていきたいと思います。

完璧じゃなくていい

弱くてもいい

カッコ悪くてもいい

離れて行っても大丈夫

裏切られても大丈夫

傷つけられても大丈夫

あの時の私じゃないから

死んだりしないから。

自分で築き上げた壁は自分でしか壊せない

壁の向こうにはこっちを向いた愛がきっとある

ひとりじゃないと生きられないのではない

ひとりでは生きてけないのです

そして息子のような彼らには、今更ながら人生を教えてもらっているような気持ちで感謝しています。

辛く苦しい暗闇から諦めないで這い上がってきた彼らに、これからも前代未聞の活躍を期待してます。

最後にミーハーですが(笑)”DOPE！（쩔어～！）”